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丹波立杭焼のおはなし その5

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今回のお話は〜伝統的な技法の確立編2〜です。

おはなし その4で、丹波立杭焼は「海老徳利」や「赤土泥」など

作り手が工夫を凝らして独自の焼き物文化を作り上げてきました。

しかし、薄手で丈夫な磁器が人気になったこと等が原因で

陶器の需要は明治に入ってから徐々に衰退していきます。

 

そこで昭和30年頃、丹波を再興するために新たな動きが始まりました。

京都で釉薬の開発・研究に名を馳せた河井寛次郎さんの弟子である

奥田康博さんが、鉄分の強い丹波の土と中性炎という窯の条件において

より丹波立杭焼の良さを引き出すために研究に研究を重ね、

独自の白釉と美しい黒釉「奥田黒」を生み出しました。

また、河井さんのもう一人の弟子である生田和孝さんは

優れた造形センスを持っており、

「鎬(しのぎ)」(器の表面をヘラなどでえぐるように削り、境目の稜線を際立たせる技法)

「面取り」(器の表面をヘラ等でそぎ取って平らな面を作る技法)

という新たな技法を丹波立杭焼にもたらしました。

 

こうしてこれまでの伝統に研究された技術が融合して

新たな丹波立杭焼の伝統が確立され、

再び陶器の良さを多くの人に受け入れてもらえるようになりました。

そして現在、今の丹波立杭焼を担っている作家達は

また新たな閃きと技術で次の世代に残る伝統を作ろうとしています。

そんな彼らの作品をこれからも皆様にお届けしたいと思います。

 

遊技心スタッフ 杉江

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