百聞は一見に如かず!
という事で、やってまいりました「丹波立杭登窯」。
1895年に造られた丹波立杭焼の地において最古の登り窯、
御歳120歳、全長47m、兵庫県 重要有形民俗文化財、別名「蛇窯」
以上の知識だけで訪れたのですが、想像していた以上に大きい!
傾斜地に横たわるその様はまさに大蛇を思わせる迫力です。
日が沈んでいく中、所々煙が上がる姿は、なんだか幻想的な雰囲気。
昨年大修復が完了し、すべてに火が入るのは数十年ぶりということで
地元の方々が、3日3晩昼夜通し行われる焼成を
代わるがわる見守っていらっしゃいました。
老若男女たくさんの方が窯の火を囲みながら談笑されいて、
「○○窯の○○くんはこんな器をつくっているらしい」
「地元の若手陶芸家達はこんな活動をしている」と話題は陶芸一色。
陶芸がこの地の日常の一部なんだということを、改めて感じました。
私が行った時は見られませんでしたが、
「最上部にある煙出し(蜂の巣)から勢い良く火が吹き出す様子は
一見の価値ありだよ!」
と窯の横にいらっしゃったおじ様にお教えいただきましたので、
次回火入れの際には、その瞬間を目撃&カメラにおさめて
ぜひ、みなさまにもご覧いただきたいと思います!
遊技心スタッフ 杉江