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丹波立杭焼のおはなし その2

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こんにちは、今回は、前回ちょこっとお話した中にサラッと出てきた、

「穴窯」から「登り窯」へのバージョンアップの道程を

なるべく分かりやすくお話したいと思います!

 

まず、「穴窯」というのは古墳時代に登場した日本最古の窯です。

●作り方→山腹の傾斜地に溝を掘って、土で天井を築いた原始的な構造。焚口から焼成室に円形に広がって、仕切り、捨て間、煙突に向かってすぼんでいきます。上から見ると「涙型」。

●焼成日数→約半月程度 ●焼成室→1室=焼成量が少ない

●単室なので外気の影響を受けやすいので、温度が変わりやすく、焼きムラが出やすい。良し悪しが大きく分かれる。

 

その後、江戸時代に全国に採り入れられたのが「朝鮮式登り窯」です。

丹波立杭焼の登り釜は独特な形状から「蛇窯」と呼ばれており、一般的な登り窯の形状とは少々異なります。(規模47m、9つの焼成室)

●作り方→山麓の傾斜地に基礎と支えを作り、日干し煉瓦を半円形に積み上げた、トンネル状の構造。焚口、火床から焼成室が複数連なり、火さきから煙が出されます。上から見るとほぼ長方形で、天井が低く長細いのが特徴。

●焼成日数→約3日程度 ●焼成室→複数=焼成量が多い

●焼成室ごとに出入り口と薪投入口が設けられており、前の焼成室の熱を活かしながら足りない不足分だけ薪をくべることができ、保温と温度管理が楽にできるのである程度焼きを調整できます。

 

上記のように窯のバージョンアップにより陶器の生産量は格段に飛躍しました。現代では、ガス窯や電機窯の台頭により使用頻度は少なくなっているものの、丹波にある「登り窯」は1895年から補修を繰り返し「丹波立杭登窯」として県指定の文化財として親しまれています。

次回は、「丹波立杭登窯」を実際に見てきたよ編です!

 

遊技心スタッフ 杉江

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