結婚祝いやご両親へのプレゼントを考える時に
「夫婦茶碗」を思い浮かべる人、多いのではないでしょうか。
お茶碗って日本人にはとてもなじみ深いですし、
コロンとしたフォルムが可愛いくて見ていて飽きないですよね♪
夫婦茶碗というのは、江戸時代に出来たものなのですが
当時の夫婦茶碗はただデザインが同じなだけではなく、
職人さんが考え出した人体にとってピッタリのサイズを算出する
「決まり寸法」で作られていたのです。
この寸法でいうと、お茶碗の口径は身長の約8%が最適とされいます。
なので男女でサイズが少しちがい、それぞれが片手でも楽に持てるので
食べやすく、洗いやすく、手になじみやすくなっていたのです。
人体から考えられたサイズって、いつの時代も職人さんって本当にスゴイ!
現在では、男女共当時の平均身長等とは変わっていますから
夫婦茶碗も、どちらも少し大きめのものや、同じ大きさのもの等
様々な形のものがあります。
ライフスタイル、身体の大きさ、食生活、夫婦のあり方、
時代と共にいろいろな事が移り変わっていきますが、
大切な人と囲む食卓はいつの時代もあたたかな幸せの象徴です。
そんな食卓が末永く続きますように、と願いを込めて
夫婦茶碗を贈りませんか?
写真は上から、
丹波立杭焼 丸八窯 清水義久さんの「茶碗(鎬)」。
丹波立杭焼 悟窯 市野哲次さんの「茶碗(彩色 白・彩色線象嵌 黒)」です。
どちらの作品も下記 遊技心サイトからご覧いただけますので
ぜひ、お立ちより下さいませ。